Claude CodeユーザーがCursor 3を入れた初日。VS Codeのつもりで開くと3か所で迷う

開発用のエディタ Cursor(AIが組み込まれたコードエディタ)を入れました。バージョンは 3.18.9、触り始めたのは2026年9月1日です。
普段の環境は、エディタが VS Code、AIはターミナルで動く Claude Code という組み合わせです。Cursor は初めてでした。
初日に3か所でつまずきました。そして3つとも、原因は同じです。 Cursor 3 には画面が2種類あって、起動したときに開くのは VS Code に似たほうではない、という一点で説明がつきます。
つまずき1:Cmd + Shift + X で拡張機能が開かない
最初にやりたかったのは画面の日本語化でした。VS Code と同じなら、拡張機能(あとから足せる追加パーツ)を入れれば済むはずです。
ところが、拡張機能を開くショートカットの Cmd + Shift + X が反応しません。
原因は、そのとき開いていたのが Agents ウィンドウだったことでした。Cursor 3 には性格の違うウィンドウが2つあります。
| Agents ウィンドウ | Editor ウィンドウ | |
|---|---|---|
| 主役 | AIとの会話 | ファイルとコード |
| 見た目 | チャット画面 | VS Code とほぼ同じ |
Cmd + Shift + X |
反応しない | 拡張機能のビューが開く |
つまり、ショートカットが効かないのは故障ではありません。 VS Code の画面だと思って操作していたので、そこがずれていただけです。
抜け方
Cmd + Shift + P を押して Open IDE と打つと、Editor ウィンドウが別の窓で開きます。こちらが VS Code に近い画面です。
起動時にどちらを開くかは設定で変えられます。設定を検索すると Open Agents Window on Startup という項目があり、これをオフにすれば Editor から始められそうです。
ただ、そこまでやると限りなく VS Code に近づいていく気もします。会話の画面が主役になっているのが Cursor 3 の形なので、私は今のところ両方開いたまま使っています。
つまずき2:日本語化しても、ウィンドウの中身は英語のまま
Editor ウィンドウを開いてから、日本語化の続きをやりました。手順は VS Code と同じです。
Cmd + Shift + Xで拡張機能を開く- Japanese Language Pack for Visual Studio Code を入れる
Cmd + Shift + P→「Configure Display Language」→jaを選ぶ- Cursor を完全に終了して、もう一度起動する
これで ~/.cursor/argv.json(Cursor の起動時の設定を書いておくファイル)に設定が書き込まれます。実際に開くと、この1行が増えていました。
"locale": "ja"
ただし、効く範囲は思ったより狭いです。 画面の上部にあるメニューは日本語になっているようですが、Agents ウィンドウの中身は英語のままでした。日本語化したつもりで見ると、ほとんど変わっていないように見えます。
とはいえ、実害はほとんどありません。会話のほうは「日本語でよろしく」と一言頼めば、すぐに日本語で返ってきます。 設定をやり直す前に、まず頼んでみるほうが早いです。
つまずき3:最初のチャットが、手元ではなくクラウドで動いていた
何も考えずに Agents ウィンドウで話しかけたら、クラウド上に仮想マシン(Cursor 側に用意される、自分のMacとは別のコンピュータ)を作る流れになりました。
このクラウドエージェントが触るのは、手元のフォルダではなく、そちらに複製されたコードです。初日にやりたかったのは「手元のファイルを触ってもらうこと」だったので、これは完全に回り道でした。
抜け方
入力欄のそばにある切り替えで Local を選びます。
ただ、回り道だったのは初日の話です。Cursor の本領は、たぶんこのクラウド側にあります。開発環境を手元に用意しなくても、そちらで立ち上げて動かせるところです。まだそこまで到達していないので、これは印象の域を出ません。
使ってみて分かったこと
つまずきの話が続いたので、良かった側も書いておきます。
Java のコードを触るぶんには、VS Code とほぼ同じ
職業訓練で書いている Java の課題フォルダを Cursor で開いてみました。コードの編集は VS Code と同じ感覚で使えます。
ただし条件が2つあります。Java 用の拡張はひとつも入れていない状態での話であること。そして、実行やデバッグ(1行ずつ止めて中身を確認する作業)は まだ試していない ことです。
Java の実行やデバッグに使う拡張は Microsoft が VS Code 向けに配布しているもので、Cursor で同じように使えるとは限りません。ここは拡張機能側の事情であって、Cursor 本体の出来とは別の話です。確かめたら別の記事に書きます。
コード補完は、まとめて出てくる
打ち始めると、続きの候補が かなりの量でまとめて 出てきます。Cursor が Cursor Tab と呼んでいる補完機能です。
ここは想定外の収穫でした。Cursor を入れる前は、GitHub Copilot(VS Code に入っているコード補完のAI)の有料プランに月10ドル払うかどうかを検討していたからです。補完のためだけに別で払う必要は、なさそうです。
ただし、Cursor の補完のほうが優れている、という話ではありません。 挙動そのものは Copilot と大きく変わらない印象です。初日は画面の把握で終わっていて、精度を比べられるほど書いていません。ここは使い込んでから書きます。
なぜ Cursor を入れたのか
Claude Code の週の使用量が足りなくなり、作業ごとに道具を分けることにしたためです。記事とサイトの自動処理は Claude Code に残し、開発を Cursor に移す、という分け方です。
契約は Pro(月20ドル)で、試してから決めるつもりはなく、最初から課金する前提で入れました。
そこに至るまでの経緯は、この2本に書いています。
まとめ
- Cursor 3 には Agents ウィンドウ と Editor ウィンドウ の2つがあり、起動時に開くのは前者
Cmd + Shift + Xが効かないのは故障ではない。Cmd + Shift + P→「Open IDE」で Editor に移る- 日本語化の言語パックは上部のメニューまで。Agents ウィンドウの中身は英語のまま。会話は頼めば日本語になる
- 何も指定しないとクラウド側で動くことがある。手元を触らせたいなら Local に切り替える
- Java の編集は VS Code とほぼ同じ感覚。ただし 拡張なしの状態で、実行・デバッグは未確認
- 補完はまとめて出てくる。ただし挙動は Copilot と大きく変わらない印象
3か所とも、「VS Code だと思って開いた画面が、実は会話用の画面だった」の一言で片づきました。ここさえ分かれば、あとは普通のエディタとして使えます。
ただし、普通のエディタとして使っているうちは、Cursor を使う意味は薄いままです。 ここから先は2段階あると思っています。
- Agents ウィンドウを主役にする — 初日はここを「邪魔な画面」として避けてしまいました。本来はこちらが入口です
- クラウドエージェントを使う — 手元に開発環境を用意せず、Cursor 側のマシンで動かす
初日にやったのは、この2段階の手前で引き返しただけ、ということになります。
その後、2段目のクラウドエージェントに実際の開発を任せてみました。そちらは別の記事にまとめています。