プログラミング未経験40代がClaude CodeでWordPressブログを開設するまで

このサイト「AIまさきち(aimasakichi.com)」を立ち上げました。
きっかけは「無職で財布も厳しいので、そろそろ本気で収入源を作らないといけない」という切実な動機です。
私はプログラミング未経験の40代で、コードの中身はほぼ理解していません。
その状態でドメインを買い、サーバーを設定し、WordPressとテーマを入れて、最初の記事を公開するまで。全部で3時間ぐらいで終わりました。Claude Codeを使うと、本当にこのくらいの時間でできます。
この記事では、その過程を技術知識ゼロの人にもわかるように紹介します。
なぜ noteがあるのに、わざわざ別サイトを作ったのか
もともとnoteで「AI知識ゼロから副業をやってみる」というコンセプトで書いていました。
ただ最近は、全然AIを触っていないという本末転倒な状況になっていました。
無職になって時間はあるはずなのに、ハローワークに行ったり職業訓練の申し込みをしたりしているうちに、「AIで何かやると言っていたのに、最近まったくやっていない」という状態になっていたのです。
そこで、もうひとつの問題にも気づきました。
「収入源を作らないといけないのに、noteだけだとAdSenseもアフィリエイトも自由に貼れない」
noteは記事を書くのは楽ですが、稼ぐ手段がかなり限定されます。AmazonリンクとAdSenseを自由に貼るには、自分のサイトが必要です。
それなら独自ドメインで1つ作ってみよう、となりました。
なぜ WordPress を選んだのか
「自分のサイトを作る」といっても、選択肢はいくつかあります。
迷ったのはこの4つです。
| 候補 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| WordPress | 情報量が圧倒的、有料テーマで見た目良し、AdSense/アフィ相性◎ | サーバーが必要、セキュリティ管理が必要 |
| 静的サイト(Next.jsなど) | 表示が爆速、無料でホスティングできる | 記事投稿のたびにビルドが必要、初心者ハードル高め |
| はてなブログPro | カスタマイズが楽、初心者向け | 月額1,000円ぐらいかかる、長期で見ると高い |
| note 続行 | すでに固定ファンがいる | 稼ぎ方が限定的 |
実は、デカワン という大型犬向けの趣味サイトを Next.js(静的サイト)で運営しているのですが、これには少しクセがあります。
静的サイトって何? 簡単に言うと「あらかじめ全部のページを作っておいて、見せるだけのサイト」。表示は速い一方、記事を1本書くたびに全ページを作り直す(ビルドする)必要がある。
ビルド自体は大した手間ではないのですが、プログラミング未経験の私は、そもそも自分でビルドができません。つまり「Claude Codeに頼まないと記事を1本も公開できない」状態です。
その点WordPressは、管理画面から普通に記事を更新できます。AIに頼らなくても自走できる、この安心感が大きな違いでした。
また、収益化を本気で考えると、**「AdSense審査に通りやすい」「アフィリエイトの貼り方の情報が豊富」**という点も重要です。この2つは圧倒的にWordPress圏の強みです。
決定打になったのは、AFFINGER6という有料テーマのライセンスをすでに持っていたことです。
AFFINGER6は「収益化に強いテーマ」として有名で、買い切りで2万円ぐらいします。過去に購入したまま、使わずに眠らせていました。
これを死蔵しておくのはもったいない、という事情もあり、WordPress一択になりました。
ドメイン名を決めるのに地味に時間がかかった
ここが一番悩んだところです。
最初は**「masakichi-lab.com」**にしようと考えていました。「まさきち研究所」のようなニュアンスです。
ただ、Claude Codeに相談しながら他の候補も出してもらううちに、考えが変わりました。noteですでに「AIまさきち」として書いているのに、サイト名から「AI」が抜けるのは違和感があります。検索で「AIまさきち」と打っても、このサイトにたどり着けないことになります。
結局、aimasakichi.com が空いていたので、ここに決めました。
Cloudflareで購入。$10.46(約1,600円)/年です。維持費としては十分安い金額だと思います。
サーバーは余ってたシンレンタルサーバーを使い回した
ここは運がよかった点です。
別の用途でシンレンタルサーバーを1年契約していて、契約期間がまるごと余っていました。
そのため、追加のサーバー費用ゼロで始められました。
シンレンタルサーバーって何? エックスサーバー系列の比較的安いレンタルサーバー。月額500〜700円ぐらいから使える。WordPressを動かす定番の選択肢のひとつ。
新規で借りる場合も、月500〜700円のプランで問題なく動きます。
DNS は Cloudflare で
ドメインをCloudflareで買ったので、DNSもそのままCloudflareにしました。
DNS って何? 「aimasakichi.com にアクセスしたら、どのサーバーに繋ぐか」を案内する、電話帳のような仕組み。
Cloudflareは使い慣れていたので、この設定自体はすぐ終わりました。
ただし、SSL証明書の発行のため、最初は「DNS only(グレーの雲)」設定にする必要があり、ここでつまずきました。Claude Codeに「SSLが通らない」と伝えたところ、5秒で原因を教えてくれました。
DNS only と プロキシON、どっち? SSL証明書を発行するまでは「DNS only(グレーの雲)」、発行が終わったら「プロキシON(オレンジの雲)」に戻すのがおすすめ。プロキシONにすると、CloudflareのCDN(表示の高速化)・キャッシュ・DDoS防御が効くようになる。
このサイトもSSL発行後にプロキシONに切り替え済み(SSL/TLSモードは「Full (Strict)」)。
WordPress インストール → ここからが本番
シンレンタルサーバーのコントロールパネルから、WordPressを1クリックでインストールしました。
ここまでは、よくある解説記事と同じです。
問題はこの後です。
WordPressを入れただけでは、裸のWordPressが動くだけで、テーマもプラグインもメニューも何もない状態です。
通常はここから管理画面(wp-admin)を操作して1日かけて設定していきますが、私は別のやり方をしました。
SSH設定で、Claude Code から直接サーバーを触れるように
ここが今回の最大のポイントです。
SSH って何? 自分のパソコンから、遠くのサーバーに「コマンドを送りつけて操作する」ための仕組み。鍵を使って安全に接続する。
シンレンタルサーバーにはSSH機能があるので、これを有効化して、Claude Codeから直接サーバー内のWordPressを操作できるようにしました。
これで何が変わるか。作業の流れを比べると、次のようになります。
普通の WordPress 立ち上げ:
管理画面ログイン → 設定→ 一般 → タイトル入力 → 保存 → 設定 → パーマリンク → 投稿名選択 → 保存 → 投稿 → カテゴリ → 追加 → … (無限に続く)
Claude Code + SSH の WordPress 立ち上げ:
「カテゴリ2個、固定ページ3個、HTTPSに変更しといて」 → 30秒で完了
これだけの差が出ます。
WP-CLI で設定を一括投入
SSHでサーバーに入れるようになったら、次はWP-CLIを使います。
WP-CLI って何? WordPressをコマンドで操作するための専用ツール。管理画面でできることのほぼ全部が、コマンドでできる。
Claude Codeに依頼した内容は次のとおりです。
- HTTPS化(SSL対応のURLに切り替え)
- カテゴリを2つ作成(「無職」「Claude Code」)
- 固定ページを3つ作成(プライバシーポリシー、運営者情報、お問い合わせ)
- プライバシーポリシーの本文も生成して登録
- デフォルトカテゴリの設定変更
管理画面で手作業でやると30〜45分はかかる内容です。Claude Code + WP-CLIなら5分で終わりました。
テーマとプラグインも全部コマンドで
テーマはAFFINGER6です(こちらは手動でzipアップロードが必要でした)。
プラグインは、Claude Codeに「とりあえずブログ運営に必要な5つ入れて」と依頼しました。
| プラグイン | 役割 |
|---|---|
| SEO SIMPLE PACK | SEO設定(メタタグなど) |
| Contact Form 7 | お問い合わせフォーム |
| UpdraftPlus | 自動バックアップ |
| WP Multibyte Patch | 日本語対応の改善 |
| XML Sitemap & Google News | Googleにサイト構造を伝える |
これも1コマンドで、5つ全部のインストールと有効化が完了しました。
メニューとウィジェットも全部コマンドで
ヘッダーメニュー・フッターメニュー・サイドバーのウィジェット配置も、すべてコマンドで終わらせました。
通常なら「外観→メニュー→新規作成→項目を選んで→ドラッグして並び替えて…」と1時間ぐらいかかる作業ですが、5分で完了しました。
詳細は別記事に書く予定なので、ここでは「できた」という結果だけ記録しておきます。
最初の記事を書く
サイトの体裁が整ったところで、1記事目を書きました。テーマは**「Claude Code で家計簿アプリを自作した話」**です。
これも、書き終わったあとWP-CLIで公開しています。
手順は次のとおりです。
- ローカルで Markdown で記事を書く
- アイキャッチ画像を Gemini で生成
- WP-CLI で画像アップロード+記事投稿+アイキャッチ設定を一気に実行
公開作業は30秒で完了しました。
ぶっちゃけた感想
よかったこと
- ドメイン購入から1記事目公開まで、本当に3時間
- コストは初期投資ほぼゼロ(ドメイン代1,600円のみ。サーバーは使い回し)
- やり直しがしやすい:失敗してもコマンドで上書きすればよいので、怖さがない
- Claude Code が翻訳してくれる:エラーが出ても、日本語で「これはこういう意味です」と説明してくれる
- 再現性が高い:別のサイトを作るときも、ほぼ同じコマンドで立ち上がる
イマイチだったこと(正直)
- 初期エラーで詰まると、知識ゼロだとパニックになる:SSL設定でつまずいたとき、何が起きているのかまったくわかりませんでした
- 「失敗してもいい」と割り切るメンタルが必要:完璧にやろうとすると疲れます
こんな人におすすめ
- WordPress を立ち上げたいけど、管理画面のポチポチに疲れた人
- 複数サイトを似た構成で量産したい人
- Claude Code をちょっと触ったことがあって、もう1歩先に行きたい人
逆に、コマンド画面を見たくない人は、管理画面で操作した方が快適だと思います。AIの力を借りるとはいえ、慣れるまでは黒い画面(ターミナル)と向き合う時間が発生します。
まとめ
プログラミング未経験の40代でも、Claude Codeを使えば、独自ドメインのWordPressブログを3時間で立ち上げられました。
少し前なら、最低でも1〜2日はかかっていた作業です。AIの進化を実感しました。
このサイトでは、これから、
- 「無職」カテゴリ:失業保険、職業訓練、健康保険の軽減申請など、無職生活の記録
- 「Claude Code」カテゴリ:プログラミング未経験者がAIでどこまでできるかの記録
を書いていきます。同じような立場の人や、これからAIで何か作りたい人の参考になれば幸いです。